No.001-02 入る技術より、見送る技術。Goldで先に決めること
XAUUSD / No-Trade Rule / Gonzo View
入る技術より、見送る技術。
Goldで先に決めること
「どこで入るか」の前に、「どうなったらやらないか」を決める。
判断を崩さないための見送り条件を整理します。
前回は、 何を見て、何を見ないか を整理しました。今回はその次の段階として、「今日は参加する日か、見送る日か」をどう決めるかを具体化します。
Gold が動きやすい日は、どうしても「どこで入るか」に意識が寄りやすくなります。
ですが、判断を安定させるうえで先に必要なのは、入る条件より先に、見送る条件を持つことです。
今回は、Gold を見る日に私が最初に決める「やらない条件」を整理します。
先に結論
- 先に決めるのは「どう入るか」より「どうなったらやらないか」
- 見送り条件があると、むしろ判断は速くなる
- 入る条件と見送り条件はセットで持つべき
なぜ「入る前に見送る条件」を決めるのか
値動きが大きい日は、後からいくらでも理由を付けられます。
「もう一段伸びそう」「押しが浅いから強い」「ニュースが強いから乗るべきだ」と、入る理由だけが増えていきます。
だからこそ必要なのは、自分が参加しない場面を先に決めておくことです。これがないと、相場ではなく感情に合わせて判断が動きやすくなります。
私が先に決める「見送り条件」
Gold を見る日に、私が先に確認する見送り条件は次のようなものです。
- 一方向に走り切ったあとで、戻しも整理もなく伸びだけを追う形になっている
- 重要な価格帯に戻っても、反応が薄く、方向の確認が取れない
- 一度ブレイクしたのに、すぐ元の帯に戻って構造が崩れている
- 見ている時間足では勢いがあるように見えても、上位足の整理がついていない
- 自分のシナリオより、画面の速さに引っ張られている感覚がある
こういう状態なら、無理に参加しないほうが結果は安定します。
|
見送る場面
|
無理にやると起きやすいこと
|
見送り条件があると、判断はむしろ速くなります
見送り条件を持つと、慎重になりすぎて遅くなると思われがちです。
でも実際は逆で、「この形ならやらない」が先に決まっていると、候補がかなり減るので、残った場面の判断はむしろ速くなります。
何でもやる前提ではなく、やらない場面を消し込んだあとに、残った場面だけを見るほうが、売買の質は安定します。
Gonzo の考え方は、「入る条件」と「やらない条件」を対で持つことです
私は、ロジックを考えるときも、表示や補助の設計を考えるときも、「この条件なら使う」と同時に「この条件なら使わない」を持つべきだと考えています。
ここがないと、
- 全部の場面に対応しようとして設計がぼやける
- 自動で進める部分と人が止める部分が混ざる
- 使い方の説明が曖昧になる
- 結果の悪い場面をあとから言い訳しやすくなる
だから、設計でも運用でも「やらない条件」は外せません。
こんな人ほど、先に見送り条件を持ったほうがいい
- 値動きが速い日に、つい追いかけてしまいやすい人
- ニュースが出ると「今日は何かやらないと」と感じやすい人
- 自動売買と手動判断の境目が曖昧になりやすい人
- 負けたあとに、後から理由を足しやすい人
入る技術の前に、やらない条件を持つだけでも、かなり崩れにくくなります。
この記事の3要点
- 先に決めるのは、入る条件より見送り条件
- やらない場面が明確だと、残った判断は速くなる
- 設計でも運用でも、「使う条件」と「使わない条件」は対で持つ
まとめ
相場が荒れやすい日は、何をやるかより、何をやらないかのほうが重要になることがあります。
先に見送り条件を決めておくだけでも、判断の雑さはかなり減らせます。
あわせて読む
今回の話は、第1回の「何を見て、何を見ないか」とつながっています。
第1回: 中東情勢でXAUUSDが荒れやすい日に、何を見て何を見ないか
先に「何を見るか」を整理し、その次に「どうなったらやらないか」を決める。この順番で見ると、判断はかなり安定します。
Is it OK?