日本の財政赤字転落と外資の「撤退オペレーション」 ~シナリオ激変!日経平均から国債・ゴールドへの資金シフトを読み解く~
財政見通しの急転換:黒字予想から一転、8000億円の赤字へ
内閣府より、来年度の財政収支が8000億円の赤字となる見通しが発表されました。 わずか3ヶ月前には「黒字」予想が出されていたため、市場参加者の多くはそのシナリオを前提にトレード計画を立てていました。しかし、この前提は完全に崩れ去りました。
高市総理が誕生し、積極財政への姿勢を鮮明にした時点で、ある程度この事態は予見できていましたが、本日正式に公表されたことで、市場は**「年度計画の大幅な修正」**を迫られることになります。
外資の「撤退オペレーション」が始まる
この発表を受け、外資系ファンドなどは日経平均に割り当てていた予算を縮小せざるを得ません。すでに仕込み始めていたポジションについても、**「撤退オペレーション」**へと切り替わっていくでしょう。
巨大な資金を持つ外資の転換はこれからが本番です。
ここで注意すべきは、彼らの徹底した利益回収への執着です。 外資は撤退する際、単に逃げるだけではありません。「すでに投入した資金分は、きっちりと利益を回収してから抜ける」という動きを見せます。彼らは常に、**「当初のプランよりも、Plan-B(撤退戦)の方が儲かる」**という精神で行動します。
今年は「日経225の押し目買い」が推奨されていましたが、ボラティリティ狙いの短期売買ならともかく、中長期のシナリオは根本的な変更が必要です。
外資の資金はどこへ向かうのか?
日経平均から引き揚げられた巨大な資金は、どこへ向かうのでしょうか。主な行き先は以下の3つです。
1. 日本国債へのシフト(特に超長期)
現在、日本の長期国債、特に40年物などの超長期債がバーゲンセール状態となっています。 「日本株のリスクを落としつつ、割安な日本資産を持っておきたい」と考える外資にとって、国債への乗り換えは合理的な選択肢となります。
2. 本国へのレパトリエーション(資金還流)
資金を引き揚げて本国に戻す「レパトリエーション」の動きも活発化するでしょう。 巨額の資金を動かす彼らは、市場にインパクトを与えすぎないよう**アイスバーグ注文(氷山注文)**を用いて慎重に円を売るため、じわじわとしたドル円の上昇圧力が予想されます。
3. 貴金属(ゴールド・シルバー)への流入
資金を本国へ戻すだけでなく、「日本円のまま持っておき、グローバルで見て割安な資産に変える」という動きもあります。 ゴールドやシルバーです。円建ての貴金属価格は、為替の影響もあり、外資にとって魅力的な逃避先として機能します。
Is it OK?