なぜ“狩られた後”にだけ、本物のチャンスが生まれるのか
前回の話で、
「損切りが集まる場所」は
偶然じゃなく、構造として生まれるというところまで来た。
じゃあ次の疑問はこれや。
その損切りが刈られた“あと”、市場では何が起きているのか?
まず一つ、はっきりさせておきたい。
損切りが入る瞬間というのは、
市場にとっては——
一番エネルギーが放出される瞬間や。
・成行の損切り
・逆指値の約定
・感情的な投げ
これらが一気に入る。
つまり、
価格を動かす材料が一気に消費される瞬間でもある。
ここで多くの人は勘違いする。
「損切りが刈られた=トレンドが強い」
確かにそう見える。
でもそれは途中までや。
問題はその“あと”。
損切りが一掃された直後、
市場はどうなるか。
・同じ方向に乗っていた人はいない
・同じ場所に置く損切りも、もうない
・新しく燃料になる注文が存在しない
つまり——
進み続ける理由がなくなる。
ここで価格は、
急に軽くなるか、
もしくは急に止まる。
そして多くの場合、
一度、逆方向を試しに行く。
これが
「急反転」
「ヒゲだけつけて戻る」
「意味不明な戻し」
と呼ばれている正体や。
意味がないんじゃない。
役割を終えた動きなだけ。
ここで視点を変えてみる。
・狩られる前 → 注文が溜まっている
・狩られた後 → 注文が消えている
この違い、めちゃくちゃデカい。
狩られる前に入るのは、
群衆と同じ場所。
狩られた後に入るのは、
群衆が消えた場所。
だから本物のチャンスは、
「きれいな形」ではなく
「一度壊れたあと」に現れる。
・高安を一度抜いたあと
・みんなが諦めたあと
・教科書が通用しなかった直後
ここにしか出てこない。
この時点で、
もう気づいてるかもしれん。
プロが見ているのは
「どこで入るか」じゃない。
**どこで“片付いたか”**や。
狩られたあとというのは、
市場が一度リセットされた状態。
だからこそ、
・動きが素直
・値が伸びやすい
・変なノイズが少ない
「なぜか分からんけど、スッと伸びた」
その正体はこれや。
次の話では、
ここまでの構造を踏まえた上で、
じゃあ、どこから見るのか?
どうやって条件を限定するのか?
・時間
・値幅
・波の大きさ
全部を“感覚”じゃなく、
条件として切り出していく。
▶ 次回予告
では、
どこを見ればいいのか?
狩りが起きた「あと」なら、
いつ・どんな波でもチャンスになるのか。
答えは違う。
チャンスは
時間と値幅で、
最初からふるいにかけられている。
次回は、
感覚ではなく
条件として市場を切り分ける視点を紐解いていく。
? 第5話:チャンスは「時間」と「値幅」でふるいにかけられている
よろしいですか?