頻繁な売買は愚行。死ぬまで売らない「課税の繰り延べ」戦略
資産1.5億円を運用するFP1級のエスである。 投資の世界には「利食い千人力」という古臭い格言がある。利益を確定させることは何よりも勝る、という意味で使われるが、笑わせるな。 現代の資産形成において、その言葉は「税金貧乏」への入り口でしかない。今回は、売買を繰り返すことがいかに非合理的な行為であり、国税庁への献金活動であるかを解説する。
利益確定とは「種銭」をドブに捨てる行為だ
株を売った瞬間、利益の約20%が税金として強制徴収される事実を直視できているか。 これは単なるコストではない。本来ならあなたの財布の中で、複利効果によって雪だるま式に増え続けたはずの最強の「種銭」を、自ら切り捨ててドブに捨てる行為だ。
具体的な数字で考えろ。 ここに100万円の含み益があるとする。 売却すれば約20万円が没収され、再投資できる資金は80万円に減る。 一方、売らなければ100万円まるごと運用に回せる。
この「20万円の差」が、複利で回った時に、10年後、20年後にどれだけの資産格差を生むか計算したことがあるか? その電卓を叩けない人間に、資産を築く資格はない。
「課税の繰り延べ」こそ最強の攻略法
投資家が利用できる最強かつ合法的な税金対策。それはNISAでもiDeCoでもない。「売らないこと」だ。 これこそが「課税の繰り延べ」というスキームである。
含み益には課税されない。 国は、あなたが利益を確定させた瞬間にしか税金を取れないのだ。ならば、その確定を先延ばしにし、税金として払うはずだった金すらも運用に回し続けるのが合理的だ。 支払いを未来へ先送りし、手元の資金効率を最大化する。これは企業財務でも使われる常套手段である。
結論
頻繁に売買を繰り返す奴は、投資家などではない。 証券会社に手数料を払い、国に税金を納めるだけの、ただの「納税ボランティア」だ。
真に資産を築きたければ、感情に任せて利食いするな。 「死ぬまで売らない」という覚悟を持ち、複利の力を骨の髄まで利用し尽くせ。
Is it OK?