「家賃保証」は悪魔の契約だ。サブリースという情弱狩りの正体②
家賃保証の末路。骨の髄までしゃぶり尽くす「完璧な集金システム」
資産1.5億円を運用するFP1級のエスである。 前回に続き、不動産投資における「サブリース(家賃保証)」の闇を暴く。 なぜ業者はあれほど必死に「家賃を保証します」と提案してくるのか。彼らは親切なパートナーなどではない。 サブリース契約とは、彼らにとってリスクを他人に押し付け、利益だけを吸い上げる「ローリスク・ハイリターンな錬金術」だからだ。
利益は業者へ、コストはオーナーへ
収益構造を見れば、その不条理さは一目瞭然だ。 入居者が支払う「礼金」や「更新料」。これらは本来、オーナーの収益となるべきものだが、サブリース契約下ではすべて業者のポケットに入る。 一方で、「原状回復費」や「修繕費」といったコストは、しっかりとオーナーに請求される。しかも、ここにも罠がある。 多くの契約では「修繕は指定業者に限る」と縛られているのだ。相場より遥かに高い言い値で水増し請求されても、オーナーはそれを拒否できない。
美味しい果実は業者が独占し、オーナーには種と皮の処理代だけが回ってくる。これが実態だ。
売却時に訪れる「最大の絶望」
この地獄のハイライトは、いざ物件を手放そうとした時、つまり「出口(売却)」で訪れる。 断言するが、サブリース契約が付いたままの物件など、市場では誰も欲しがらない。産業廃棄物扱いだ。
理由は明白だ。 第一に、金融機関からの評価が低く、買い手に融資がつかない。 第二に、オーナーチェンジしても自分が住むことができない。 第三に、業者の手数料が引かれているため、利回りが極端に低い。
結果、市場価値は暴落し、売りたくても売れない「流動性の罠」に嵌る。
最後のトドメは「二束三文での買い取り」
空室リスクに怯え、修繕費に苦しみ、売ることもできずに疲弊しきったオーナー。 ここで業者は、救世主のような顔をして近づいてくる。 「大変でしょう。弊社が買い取りましょうか?」
もちろん、提示される価格は相場を大きく下回る二束三文(買値の半値以下)だ。 心が折れたオーナーは、損切り覚悟でその提案に乗るしかない。 物件を手に入れた業者はどうするか。即座にサブリース契約を解除(自分自身との契約だから簡単だ)し、適正価格で市場に流して高値で転売する。キャピタルゲインまでも掠め取るのだ。
結論
入口から出口まで、一滴の血も残さずに吸い尽くす。 これがサブリースという名の「完璧な集金システム」の全貌だ。
「家賃保証」という言葉に甘えた代償は、資産の喪失という形で支払うことになる。 自分の人生と資産は、業者任せにするのではなく、自らの知識で守る以外に道はない。
Is it OK?