【実戦解説その7】 📊 売り枯れ買い枯れリバーサルシグナル v1.0 — 時価総額上位200プライム銘柄の週足での応用(2025年11月28日付)
🧠 売り枯れ買い枯れリバーサルシグナル v1.0 のおさらい
今回も使用したのは、管理人オリジナルの
「売り枯れ買い枯れリバーサルシグナル v1.0」(TradingViewインジケーター)。
ざっくり言うと:
📉 売り枯れシグナル(BUY)
直近の下落・調整で「売り圧力がピークアウトした」と判断できる状態
ボリュームやローソク足の形から、売り方のパワー切れを検出
そこに 陽線・下ヒゲなど“反転を示唆する足形” が重なったポイントで「買いサイン」
📈 買い枯れシグナル(SELL)
上昇トレンドの行き過ぎ・過熱感を検知
買い圧力が尽きて頭打ちになりやすいゾーンで警告
今回はそのうち、「週足の売り枯れBUYシグナル」のみ をピックアップしています。
🧪 スクリーニング条件と検出プロセス
今回の検証フローは以下の通りです。💡
対象ユニバース
東証プライム市場
時価総額上位200銘柄(2025年11月末時点の概ねの上位群を想定)
チャート条件
時間軸:週足
インジケーター:売り枯れ買い枯れリバーサルシグナル v1.0 をTradingViewに適用
判定基準:
直近確定週足で BUYシグナルが点灯している銘柄のみ抽出
追加で、トレンドの方向性や足形を目視で確認(スクショ添付分)
結果
抽出された銘柄は 17銘柄
これらはすべて、
✅ 直近の下落〜調整局面後
✅ 週足ベースで売り圧の一巡が示唆され
✅ 反発の初動〜兆しが出ている
という共通点を持っています。
📋 ヒットした17銘柄一覧
まずは一覧から 👇
1605 INPEX(エネルギー・資源)
4004 レゾナック・ホールディングス(化学)
6201 豊田自動織機(Toyota Industries)(自動車関連・産機)
8031 三井物産(総合商社)
7751 キヤノン(精密機器・映像機器)
8316 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)(メガバンク)
1925 大和ハウス工業(住宅・不動産)
7267 本田技研工業(ホンダ)(自動車)
7912 大日本印刷(DNP)(印刷・エレクトロニクス)
6971 京セラ(電子部品)
4188 三菱ケミカルグループ(総合化学)
8604 野村ホールディングス(証券)
6178 日本郵政(持株金融・物流)
7550 ゼンショーホールディングス(外食)
7911 TOPPANホールディングス(印刷・DXソリューション)
6479 ミネベアミツミ(精密部品・モーター)
5844 京都フィナンシャルグループ(地銀グループ)
📈 銘柄ごとのチャート解説&インジケーターの読み方(ダイジェスト)
A. エネルギー&素材セクター 🔥(トレンド押し目型)
1605 INPEX 📈
資源・エネルギー価格の波に連動しやすい銘柄。
直近数週間の調整で売りが出尽くし、
週足で下ヒゲ〜陽線に切り返したタイミングで売り枯れBUY点灯という形。中長期で依然として資源関連はテーマ性があり、
「上昇トレンド中の押し目候補としての売り枯れサイン」という位置づけ。
4004 レゾナック・ホールディングス 💡
ここ数年で株価水準を切り上げてきた化学セクターの一角。
直近高値からの調整で週足ベースに陰線が続いたあと、
足元で反発初動を示唆する足形+売り枯れBUY。「高値圏からのいったんの調整完了→再上昇をうかがう局面」としてのサインと読みやすい形。
4188 三菱ケミカルグループ 🔁
低PBR・配当利回りの高さなどから、バリュー色が強い銘柄。
週足ではボックス相場の中腹〜やや下側で売り枯れシグナルが点灯しているイメージ。
「レンジ下限付近での弱気コンセンサスを逆手に取るリバーサル」というパターン。
B. 商社・自動車・精密機器 🚗📷(循環・調整一巡パターン)
8031 三井物産 🌍
日本株を牽引してきた“商社株ブーム”の主役の一角。
強烈な上昇トレンドのなか、高値圏での持ち合い〜調整をこなし、
その中で売り枯れBUYが出ているイメージです。「トレンドの天井ではなく“途中休憩”からの再加速タイミングを狙うサイン」として注目。
6201 豊田自動織機 🚙
7267 ホンダ 🚗
どちらも自動車関連で、世界景気・為替の影響を受けやすいセクター。
共通して、
直近数週の調整
長期線付近での下げ止まり
そこからの切り返しで売り枯れBUY点灯
という形が見られます。
「景気敏感株の“悲観一巡”を拾う週足サイン」として分かりやすい教科書的パターン。
7751 キヤノン 📷
オフィス機器・カメラに加え、半導体露光装置なども手掛ける総合精密企業。
中長期ではジリ高基調の中、一時的な調整局面で売り枯れBUY。
「ディフェンシブ寄り大型銘柄での売り枯れシグナル」の好例。
6479 ミネベアミツミ ⚙️
ベアリングや小型モーター、精密部品でグローバル展開。
成長期待で買われてきた分、調整も大きくなりがちな銘柄ですが、
足元では週足での下げ止まり+売り枯れBUYという、
「トレンド継続か転換かを見極めたい分岐点」に位置している印象です。
C. 金融セクター 💰(センチメント転換狙い)
8316 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG) 🏦
8604 野村ホールディングス 📉→📈
5844 京都フィナンシャルグループ 🏦
金融株は金利・株式市場のセンチメントに左右されやすく、
「マクロニュースで一気に売られたあと、売り枯れで反転」というパターンが多いセクターです。今回も、
下落トレンドがいったん落ち着く
出来高を伴った下ヒゲ or 陽線で反発
そのタイミングで週足売り枯れBUY
という流れが共通して見られます。
特に地銀グループである**京都フィナンシャルグループ(5844)**は、
「ローカル経済+金利環境」という2つの軸を意識したチャート読みが必要な銘柄です。
6178 日本郵政 💌
金融+物流+不動産を抱える持株会社。
長期ではボックス圏での推移が続いており、
レンジ下限〜中腹での売り枯れBUYという「逆張り寄り」のサインになりやすい局面。「ボックス相場の“安いところ”を週足で拾う」イメージのシグナルです。
D. 住宅・印刷・外食など生活関連 🏠🍽️(ディフェンシブ寄りリバウンド)
1925 大和ハウス工業 🏡
住宅・物流施設・商業施設など、日本のインフラを支えるディベロッパー。
景気敏感ではあるものの、業績の安定感もあり、
週足での押し目+売り枯れBUYは「中長期の積み増しポイント」とも解釈できる形。
7912 大日本印刷(DNP)📦
7911 TOPPANホールディングス 📦
伝統的な「印刷」から、半導体関連・ディスプレイ・セキュリティなどへとビジネスを拡大。
いずれも中期的な上昇トレンドの中で、
「調整一巡→売り枯れBUY→トレンド再開を狙う形」に見える局面です。セクター全体としても「地味だけど収益基盤が強化されている銘柄群」として注目されており、
テクニカルだけでなくファンダも合わせて見ておきたいゾーン。
7550 ゼンショーホールディングス 🍛
すき家などを展開する外食大手。
外食はコスト要因(人件費・原材料費)や消費マインドでボラティリティが出やすいセクターですが、
週足売り枯れBUYは「悪材料出尽くし後のリバウンド」を捉えやすいシグナルになりやすいです。今回のシグナルも、
「短期のネガティブニュースで売られたあと、需給が落ち着いて反発し始めたポイント」と読むのが自然な形。
E. テクノロジー寄りディフェンシブ 🧩
6971 京セラ 🧠
電子部品・スマホ関連・産業機器など、事業ポートフォリオは多岐に渡ります。
中長期チャートでは、
グローバル景気悪化懸念で売られた局面
その後の「売り過ぎ修正」を拾うような形で
売り枯れBUYが出ている印象。
「景気敏感+ディフェンシブの中間的なポジション」として、
週足レベルでのリバウンド初動を捉えるのに向いた銘柄です。
💡 続編で「答え合わせ」予定 🔁
今回の記事では、
「2025年11月28日時点で、週足BUYシグナルが点灯していた17銘柄」を先出ししました。
今後:
【続編】で
その後のチャートを振り返り
「どの銘柄が素直に上昇したか?」
「ダマシになったパターンはどれか?」
「どんな共通点・相違点があったか?」
を検証していく予定です。📈📉
⚠️ 免責事項
本記事は、
売り枯れ買い枯れリバーサルシグナル v1.0 の実戦的な使い方を共有することを目的としたものであり、
特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断は、必ずご自身の責任でお願いいたします。
ファンダメンタルズ・ニュース・ご自身のリスク許容度を合わせてご検討ください。
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