連敗し続けたら小休止すること、資金を減らさないためにも

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トレーディングLabo＋のSEIです。

いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は、小休止する大事さについて。

◆私が1000万円を失った理由

正直に告白します。
私は過去に、トレードで1000万円を失いました。

そして、最悪なことに借金までしてしまいました。

なぜ、そこまで大きな損失を出してしまったのか?

答えはシンプルです。
連敗しているのに、休まなかったからです。


◆連敗の渦中で起きていたこと

連敗が始まった時、私の頭の中はこんな状態でした。

「次は勝てる」
「取り戻したい」
「このままでは終われない」

冷静に考えれば、完全に正常な判断ができていなかったのは明らかです。

しかし、その時の私は気づいていませんでした。
自分が熱くなっていることに、気づけなかったのです。

そして、「取り返したい」という焦りが、さらなる損失を生みました。

損失が膨らむ。焦る。
さらにトレードする。
また負ける。

この地獄のループから、抜け出せませんでした。

◆なぜ連敗は止まらなくなるのか

連敗が始まると、3つの悪循環が同時に起きます。

1. 判断力が低下する
連敗している時、あなたの脳は冷静ではありません。感情が判断を支配し、ルールを無視したトレードを始めます。

2. 「次は勝てる」という根拠のない確信
なぜか連敗中ほど、「次こそは」と思ってしまいます。しかし、その確信には何の根拠もありません。ただの願望です。

3. 目的が変わる
トレードの目的が「利益を出すこと」から「自分の判断が正しかったことを証明すること」に変わります。これが最も危険な状態です。

私もまさにこの状態でした。
気づいた時には、1000万円が消えていました。


◆連敗が止まらない本当の理由

連敗が続く時、必ず理由があります。

相場環境が変わっている
あなたのルールが機能する相場環境ではなくなっている可能性があります。
トレンド相場で機能するルールを、レンジ相場で使い続けていませんか?

メンタルが崩れ、ルール違反が増えている
連敗すると、焦りから本来のルールを守れなくなります。
エントリーが早くなったり、損切りを躊躇したり。

この2つが重なると、損失は加速します。

私の場合、完全にこの状態でした。
相場環境が変わっているのに気づかず、メンタルも崩れ、ルール違反を繰り返していました。


◆小休止の重要性

今の私なら、あの時の自分にこう言います。

「すぐにトレードを止めろ。休め。」

休むことは、逃げではありません。戦略的撤退です。

プロのトレーダーほど、休むタイミングを知っています。
彼らは連敗した時、無理に続けません。
一度距離を置き、冷静さを取り戻してから復帰します。


◆小休止で得られる3つのメリット

1. 冷静さを取り戻せる
距離を置くことで、感情が落ち着きます。チャートを見ない時間が、あなたを救います。

2. 相場環境の変化に気づける
トレードの渦中では見えなかったことが、一歩引くと見えてきます。
「あ、今はレンジ相場になっていたのか」といった気づきが得られます。

3. 資金を守れる
これが最も重要です。休んでいる間、あなたの資金は減りません。
もし私が、連敗3回目で休んでいたら。1000万円の損失も、借金も避けられたはずです。


◆連敗何回で休むべきか?

では、具体的に何連敗したら休むべきなのでしょうか?

私の経験から、3連敗したら、必ず休むべきです。
3連敗は、偶然ではありません。何かが間違っているサインです。

休む期間
最低24時間。できれば2〜3日は休んでください。

「そんなに休んだら、チャンスを逃すんじゃないか?」

そう思うかもしれません。
しかし、安心してください。明日の相場は必ず来ます。

チャンスは毎日あります。焦る必要はありません。


◆休んでいる間に何をすべきか?

ただボーッと休むのではなく、この時間を有効に使ってください。

・過去のトレードを冷静に見返す
・なぜ連敗したのか、共通点を探す
・相場環境が変わっていないか確認する
・ルール違反をしていなかったか確認する

最も重要なのは、チャートを見ない勇気です。
休むと決めたら、徹底的に距離を置いてください。

中途半端に見てしまうと、「あ、エントリーチャンスだ」と思い、また同じ過ちを繰り返します。


◆小休止後の復帰方法

休んだ後、いきなりリアルトレードに戻ってはいけません。

復帰の3ステップ

1. 過去のトレードを冷静に分析する
なぜ連敗したのか、明確な理由を見つけてください。

2. デモ口座で感覚を取り戻す
いきなりリアルに戻らず、まずデモで2〜3回トレードしてください。冷静に判断できるか確認するためです。

3. 復帰の合図を待つ
相場を見た時、「取り返したい」ではなく「冷静にチャンスを待てる」状態になっていれば、復帰OKです。
もし、まだ「早く取り返したい」という焦りがあるなら、まだ復帰のタイミングではありません。


◆資金を減らさないための鉄則

私の1000万円の損失から学んだ、最も重要な教訓をお伝えします。

・損失を取り返そうとするな、まずは止血せよ

失った資金を取り戻そうとする気持ちはわかります。
しかし、その焦りが、さらなる損失を生みます。

まずは止血。損失を止めることが最優先です。

・1日の最大損失額を決めておく

例えば、「1日の最大損失額は資金の2%まで」と決めておきます。
この金額に達したら、その日はもうトレードしない。
どんなにチャンスが来ても、やらない。

・連敗ルールを事前に決めておく

「3連敗したら、24時間休む」

このルールを、事前に決めておいてください。
そして、絶対に守ってください。

守れないルールは、ルールではありません。
ルールは、守れる内容で設定すべきです。

連敗は誰にでも起きる。問題は、そこでどう行動するか。


◆最後に、あなたに伝えたいことがあります。

連敗は、誰にでも起きます。
プロのトレーダーでも、連敗します。
勝率100%の人間は、この世に存在しません。

問題は、連敗した時に、どう行動するかです。

私は、休まずに無理を続けた結果、1000万円を失い、借金までしてしまいました。
あなたには、同じ過ちを繰り返してほしくありません。

小休止は「逃げ」ではなく、「戦略的撤退」です。

相場は逃げません。
明日も、明後日も、来週も、相場は必ずあります。

焦らず、資金を守ることが最優先です。

連敗したら、休む。
この習慣を、今日から始めてください。
あなたの資金を守るために。

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