アメリカ株 S&P500 定点観測 2025年11月第3週
S&P500 11月の数値
●S&P500直近最高値6,920.34(2025.10.29)から
直近最安値6,521.92(2025.11.21)の下落率は5.76%です。
●最高値日の予想P/Eは22.4です。
近年は予想P/Eが20ぐらいで底入れすることが多いです。
●11/20に恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は7まで下がり、
VIXは28.27の高値をつけました。
S&P500 FALCON TRADE週足チャート 2025年11月21日(金)
TradingView S&P500 FALCON TRADE週足チャート 2025年11月21日(金)
週足ではまだ買いトレンド継続中です。
逆張りシグナルでは売りシグナルがでています。
S&P500 FALCON TRADE日足チャート 2025年11月21日(金)
TradingView S&P500 FALCON TRADE日足チャート 2025年11月21日(金)
最高値から最安値までの下落率は5.76%、3波下げています。
日足では売りトレンド継続中ですが、一時的な反発シグナルがでています。
↑ ↑ ↑ のチャートはトレーディングビューです。
S&P500 日足チャート 出来高 2025年11月21日(金)
moomoo証券 S&P500 日足チャート 出来高 2025年11月21日(金)
出来高が増えながら株価が下落していく現象は、「売りのエネルギーが強く、市場参加者の多くが株を売却しようとしている」ことを示します。
このような出来高の増加を伴う下落が長期間続く場合、しばらく調整・下落が続くことも多いですが、出来高急増+株価大幅下落後に急速な反発が起きる「セリングクライマックス型の底打ち」も、マーケットでよく見られる現象です。
【参考】2025年4月の大底では下記のように出来高が大幅に急増しました。
2025.4の大底時の出来高急増
S&P500 個別銘柄 1週間のパフォーマンス
出典:finbiz
暴落で買い、天井で売る罫線罫線利益を最大化するトレード戦略レポート(米国株・日本株) もご覧ください
今週のS&P500
今週のS&P 500 は、週トータルでは約2%下落と軟調でしたが、金曜日に約1%戻してやや持ち直して終えました。
先週末比でおおよそマイナス2%前後と、1週間を通しては下落基調の週でした。
ハイテク中心の売りが重石となり、ナスダックが約2.5%安とより大きく下げる中で、S&P 500も弱めの推移となりました。
木曜までの下げを受け、金曜日は反発し、S&P 500は約1%高の6,602.99で引けました。
それでも週トータルではマイナス圏のままで、テック株調整と金利・利下げ観測の揺れが引き続き相場のテーマでした。
来週(11/24〜11/30)は、米PCEや米GDP改定、各国物価・景気指標に加え、米感謝祭・ブラックフライデーで流動性低下がポイントです。
来週の主要な注目経済指標・イベント
11/24(月)
目立った重要経済指標の予定はほぼなく、材料待ちの一日になりやすい見通し。
【決算】Agilent Technologies 、Keysight Technologies 、Zoom Video Communications など
11/25(火)
米コンファレンスボード消費者信頼感指数、S&P CoreLogic住宅価格指数、中古・新築関連指標など、米消費・住宅関連の指標が集中。
【決算】Best Buy 、Alibaba Group Holding 、Analog Devices 、HP Inc. 、Autodesk 、Zscaler など、小売とテックが集中。
11/26(水)
耐久財受注速報値、米国のモノの貿易収支(前月分速報)、GDP改定値(第2回)、個人所得とPCEデフレーター(インフレ関連)、フィラデルフィア連銀非製造業調査、新築住宅販売件数など、複数の注目経済指標が同日発表。
11/27(木)
材料は少なめで、感謝祭(Thanksgiving)のため米国市場は休場。株式・債券ともに取引なし。主要経済指標の発表もなく、グローバルに流動性が低下しやすい日。
11/28(金)
主要な経済指標の発表はなく、前日休場の影響もあり、市場参加者が少ない見通し。
ブラックフライデーで米市場は短縮取引、独小売売上高、独CPI、スイスGDP、カナダGDPなどが予定。
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