【FX歪みキャッチャーでみる】XAUUSD 15分足 三通貨分析メモ (ツール:MT5インジケーター「FX歪みキャッチャー|FX Distortion Catcher | TriParity Analysis Indicator」)
2025年11月21日 6:30AM 時点のXAUUSD 15分足を、三通貨パリティ(XAUUSD|AUDUSD|XAUAUD)の観点から振り返ったメモです。
1. チャート全体の流れ
添付チャートでは、
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17日深夜に大きな下落
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その後、18〜19日にかけてじわじわとした反発
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19日夕方に一度上髭をつけて失速し、20日は方向感の乏しいレンジという流れになっていました。
FX歪みキャッチャーのオシレーター(Zスコア)と寄与ラベルを見ると、
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BO(BreakOut)シグナル:強いトレンドの初動で点灯
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RE(Re-Entry)シグナル:押し目・戻りの場面で点灯
と役割分担がはっきりしており、
「歪み(偏り)→回帰」の動きが視覚的に追いやすい局面だったと思います。
2. 統計ダッシュボードから読み取れること
(右上:XAUUSD|AUDUSD|XAUAUD / 15分足)
▼ BREAK OUT サイド
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WIN LONG:33.3%(N=15)/PF:0.67
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WIN SHORT:27.3%(N=11)/PF:0.79
サンプルはまだ少ないですが、勝率・PFともに 1.0 を下回っており、BOだけで押し切る運用は、この期間だけ見るとやや荷が重いという印象です。
トレンド初動で大きく取れた場面はあるものの、ダマシや逆行でトータルでは微損〜トントンくらいのバランスになっています。
▼ RE-ENTRY サイド
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WIN LONG:80.0%(N=10)/PF:10.17
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WIN SHORT:42.9%(N=14)/PF:2.62
こちらは数字がかなり対照的で、特に RE LONG が突出しています。
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勝率 80%
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PF(総利益 ÷ 総損失)が 10超え
サンプル数は N=10 とまだ限定的ですが、少なくともこの期間・この設定では、
BOよりも「押し目買い RE Long」の方が圧倒的に効いていた
と言って良さそうです。
RE Short も PF 2.62 と悪くなく、戻り売り戦略としては検討に値する水準 に見えます。
3. どう活かすか(自分用メモ)
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XAUUSD M15 では、
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強いトレンドの初動を BO で追いかけるより、
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押し目・戻りを RE で拾う方が現状は優位
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特に RE Long は統計上かなり強いので、
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BO は「ブレイク検知専用」
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実際のエントリーは RE 優先
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といった役割分担ができないか、引き続き検証したいところです。
4. 注意点
本稿はあくまで
「特定期間の XAUUSD 15分足 × このパラメータ」 に基づく観察メモです。
時間軸や相場環境が変われば数字も変わりますので、ご自身の検証の素材のひとつとして、「三通貨パリティの歪みがどんなときに効いているのか?」を見るきっかけになれば幸いです。
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