100Pips勝てばいくら儲かる? FXの利益計算を超わかりやすく解説!
FXを学び始めた初心者が理解しづらいのが「100 Pips獲得すれば、いくら儲かるの?」さらには「1万円儲かるには、何Pips勝てばいいの?」というPips利益換算の点です。
SNSやEA販売ページでは「年間3000Pips」「月間200Pips」などの表現がよく出てきますが、実際にどれくらいの利益になるのかがイメージしづらいですよね。
この記事では、一番なじみやすい ドル円(USDJPY) を例に、「100Pips勝てば何円儲かるのか?」を分かりやすく解説することに挑戦してみます。
■ 結論:Lotによって利益は大きく変わる
100Pips勝ったときの利益は、次の式で求められます。
利益(円)= 1Pipの価値 × Lot数 × 100Pips(獲得Pips)
ドル円では、
1Pip = 0.01円(1銭)
つまり、当たり前の話ですが、Lot数次第ということになります。
ただ、よく「0.01Lot」「0.1Lot」とか表記されますが、上記の計算ではその数え方ではなく、「X万通貨」を使うことになります。
■Lot数による1Pipの価値を把握すると分かりやすい
ドル円の場合、必要なのは次の式です:
1Pipの価値(円)= 通貨量 × 0.01円
この式で、自分がトレードしているロット数に応じた「1Pipsの価値」を把握しておくと、計算が分かりやすくなります。
例えば、以下のようになります。
0.01Lot = 1,000通貨 → 1Pip = 10円
-
0.1Lot = 1万通貨 → 1Pip = 100円
-
0.5Lot = 5万通貨 → 1Pip = 500円
-
1.0Lot = 10万通貨 → 1Pip = 1,000円
■100Pips獲得した場合は?
● 0.01Lot(1,000通貨)の場合
1Pip = 10円
● 0.1Lot(1万通貨)の場合
1Pip = 100円
● 0.3Lot(3万通貨)の場合
1Pip = 300円
100Pips → 3万円の利益
● 0.5Lot(5万通貨)の場合
1Pip = 500円
100Pips → 5万円の利益
● 1.0Lot(10万通貨)の場合
1Pip = 1,000円
100Pips → 10万円の利益
このように、Lotを大きくするほど利益(場合によって損失)も大きくなるのがFXです。
■ 1日あたりの平均値動き(ボラティリティ)
気になる「だいたい一日何Pips動くの?」も、参考までにまとめておきます。
| 通貨ペア | 1日の平均変動幅 |
|---|---|
| ドル円(USDJPY) | 約80〜120 Pips |
| ユーロ円(EURJPY) | 約100〜150 Pips |
| ポンド円(GBPJPY) | 約150〜250 Pips |
■目指す獲得Pips数は?
良く言われるのは、月100〜300Pips、年1000〜3000Pipsを目指すイメージです。
たとえば「月200Pips」を毎月獲得できた場合:
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0.1Lot → 2万円
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0.3Lot → 6万円
-
0.5Lot → 10万円
-
1.0Lot → 20万円
これが12ヶ月続けば、大きな収益になります。
ただ、このLot数を持つには、それなりに資金も必要となります。
資金10万円で言えば、安全に持てるLot数は0.03-0.1Lotが妥当なところです。
そのため、大きなロットを持つには、それなりの資金を用意する必要があります。
ただ、上記はいわゆる「単利運用」の考え方。例えば自動売買ツール(EA)では利益を再投資する複利運用の機能を持つものもあり、数年単位で継続運用することで、指数関数的に資金を増加できる場合もあります。
なお、10万円の資金で安全に0.05Lot運用し、控えめに100Pips獲得できたとして、5000円。月5%の利益ということになります。月5%の利益を継続できれば単利でも年間60%、ありえないぐらい素晴らしい数字です。
■ まとめ
FXの利益は「Lot × Pip数」で決まります。
そしてドル円では、
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1万通貨(0.1Lot)=1Pip 100円
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100Pips勝てば 1万円
これだけ覚えておけば、利益計算は簡単です。
まずは安全なLotでの運用からスタートし、Pipsをコツコツ稼いで慣れていくのをオススメします。
今日書きたいことはそんなところです。
それではまた!