アメリカ株 S&P500 定点観測 2025年10月第5週
S&P500 1週間の数値
●S&P500直近の最高値 6,920.34(2025.10.29)
S&P500 FALCON TRADE週足チャート 2025年10月31日(金)
週足で上ヒゲの長い十字線がでました。この形は"売りサイン"で、上昇トレンドの終わりや相場転換の警戒シグナルとなります。市場参加者の迷いや、天井圏での利益確定売りが集まった可能性を示唆し、特に高値圏ではその信頼度が高まります。
S&P500 FALCON TRADE日足チャート 2025年10月31日(金)
FALCON TRADE売りシグナルが点灯しました。また、連続陰線は、天井圏で「買いの勢いが弱まり、売り方が優勢になった」サインであり、上昇トレンドの終了や下落トレンドへの転換点として注目されます。この形は、投資家の利益確定売りや警戒感の高まりによって、さらに下落する可能性が高いことを示しています。
↑ ↑ ↑ のチャートはトレーディングビューです。インジケーターは下記レポートを購入するともらえます。
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S&P500 日足チャート 出来高 2025年10月31日(金)
↑ ↑ ↑ のチャートはmoomoo証券のデスクトップ版です。トレーディングビューでは指数の出来高が非表示なので、こちらで確認しています。
S&P500 個別銘柄 1週間のパフォーマンス
出典:finbiz
暴落で買い、天井で売る 利益を最大化するトレード戦略レポート(米国株・日本株) もご覧ください
https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/100508
今週のS&P500
今週のS&P500(SPX)は、テック企業の好決算やAI関連の好調さが株価を押し上げ、週末にかけて続伸しました。
SPXは過去3週間連続で上昇し、今週も記録更新を続けました。とくに大型株・ハイテク銘柄主導の上昇が目立ちました。
ナスダックは大型AI関連企業の好決算により+2.3%と主要指標の中で最も高いリターンとなりました。
S&P500本体も10月の月間では+2%以上の上昇で6か月連続の上げ、企業決算も好調(第3四半期EPS成長率+10.7%予想)。
米FRBは0.25%の利下げを実施したものの、今後の追加利下げに関しては不透明感が残りました。
一方で、SP500の11セクター中7セクターは週次で下落し、値上がりは一部の大型株に限られる狭い展開でした。
「マグニフィセント・セブン(巨大ハイテク株)」の一部(Microsoft・Apple・Meta)は決算後に売られましたが、AmazonやAlphabetは堅調に推移。
NVIDIAは週中に時価総額5兆ドルを突破しました。
一部生活関連・公益株も強い値動き。
AI・テク主導の大型株の上昇が全体相場をけん引する一方で、中小型株は弱い値動きでした。
決算は好調な企業が多く、全体収益見通しの改善につながっています。
今週のSPXは、「好決算・AI主導の大型株ラリー」に支えられて底堅く上昇し、新高値をうかがう展開となりました。
来週の主な経済指標・イベント
11月3日(月)
ISM製造業景況指数(PMI):米国の製造業景気感を示す代表指標。50以上は拡大、50未満は縮小。今回予想値は49.2と縮小領域。生産・新規受注・雇用・在庫・価格など個別項目も発表され、結果次第で為替や株価の反応が出やすい。
S&Pグローバル製造業PMI:世界比較にも使われる民間版PMI。過去との変化に注目。
建設支出・自動車販売台数など:消費や設備投資の動向を補足。
11月4日(火)
JOLTS求人件数:雇用市場の需給を表し、人手不足や転職動向も反映。前回722.7万件。
貿易収支、工場受注など:海外との取引や製造業活動を示す。
11月5日(水)
ADP雇用統計:民間雇用者数の増減。雇用統計の先行指標で注目度高。
ISM非製造業指数(サービスPMI):経済の7割を占めるサービス部門の景気感。今回市場予想は50.7と拡大ぎりぎり。50以上は拡大、未満は縮小。
MBA住宅ローン申請・EIA原油・財務省長期国債入札:住宅、エネルギー、金融面も注目材料。
11月6日(木)
新規失業保険申請件数:週次で出る労働市場の動向。景気の変化感度が高い。
卸売在庫、非農業部門生産性・労働コスト:企業活動やコスト圧力の観点からもマクロをチェック。
11月7日(金)
米雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率、平均時給):最重要。今月は雇用者数14万人増、失業率4.1%、平均時給の伸びが注目される。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報):消費者心理やインフレ期待が市場材料。
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