鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2025年10月14日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、
鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比91.5㌦高の4,000.4㌦と大台を突破して引けた。なお、今週月曜日も上伸して現在のスポットレートは4,131㌦の高値を付けている。山本リンダではあるまいが、「どうにも止まらない」といったところだ。ただ地政学的にはトランプ大統領の和平案が成立し、イスラエルとハマスの停戦が合意された。トランプ米大統領は13日、イスラエル国会で「中東の歴史的な夜明けだ」と語り、「すべてが変わり始めた瞬間として世代を超えて記憶されるだろう」と自らを称賛した。ただノーベル平和賞は逃したようだ。さて、地政学的リスクの一つが解除されつつあり、残るはロシアとウクライナの戦争をとなったが、まだまだ解決の道のりは遠そうだ。金の上伸は米国の利下げが主な要因となっているが、10月末のFOMCでは0.25%利下げを80~95%織込んでいるとみられる。年内、さらに1回の利下げも50%以上は織込み済となっているが、今後、期待した利下げが脅かされるような事態となれば、金相場も巻き戻されることになるかもしれない。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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【10月24日(金)WEB配信】 秋季WEB勉強会
曰く、「俺、今年、もってるわ!」
講 師:鏑木 高明(株式会社投資日報社 代表取締役)
9月24日に第2回投資日報秋の株式勉強会「株式の話だけしかしません!」配信を開始し、投資日報αに毎週紹介していた銘柄のトータル収益が好成績を収めるだけでなく、最後に紹介したETF(上場型投信信託)の純プラチナ上場信託(現物国内保管型)【1541】が現物・先物相場の急騰で配信直後に大化け。将来性のある商品である事が確認されました。果たして10月の勉強会では、相場運を「持っている」鏑木の口からが飛び出すか、是非ご期待ください。
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