OANDAラボから秀逸なツールが続々
年が明けた2017年1月5日(金)の午後、OANDA Japan 株式会社を訪問し同社マーケティング部の宮村部長に同社の方向性と取り組みについて聞いた。
OANDA Japanといえば創業者のお二人が大学で理数系学科の教鞭をとっていたことに象徴される通り、OANDA ラボ から発表されている各種ツールが有名だ。
OANDAラボ
OANDAラボで開発された様々なツールは、一定の取引などの条件はあるが無料で使えるようになっている。
中でも各メディアに登場している著名アナリストやトレーダーが参考資料として引き合いに出す程プロフェッショナルも注目するのが、執行待ちのエントリーと決済待ちのポジションをMT4上に可視化した
「オアンダオープンオーダー インジケーター」だ。
先日の記事 相場を制するのはポジション情報 「OANDAオープンオーダーインジケーター」もご参照いただきたい。
宮村部長によれば、OANDA社は、英国、香港、日本など世界8カ国に展開し日本時間朝のウェリントン(ニュージーランド)、東京、ロンドン、ニューヨークまでほぼ全ての為替マーケットの中心地に拠点を構える格好となっている。
しかも、各拠点では相当数の顧客が存在し取引を行ないポジションを積み上げていることから「オアンダオープンオーダー インジケーター」に表示される情報は、為替マーケット全体のそれと然程の誤差はないとのことだ。
「オアンダオープンオーダー インジケーター」は、株式相場の板に類似したものと見ることができ、これを使用することで他の投資家の動きを把握することができそうだ。
また、オアンダオープンオーダー情報を使用したEA「オープンオーダー EA」も提供が開始されている。
今後、「オープンオーダー EA」の設定パラメーターを、OANDA Japan所属のディーラーが毎日情報配信する計画もあるとのことで楽しみな企画といえそうだ。
「オアンダオープンオーダー インジケーター」は20万円以上の預け入れで10万通貨以上の取引、「オープンオーダー EA」は30万円以上の預け入れと10万通貨以上の取引を行なうことが条件となっているが、両ツールとも無料で提供されている。
また、OANDA Japanには、使用条件の異なる以下の3つの口座タイプが存在する。
ベーシックコースは、裁量トレード用のツールであるfxTrade、MT4の使用が可能だが裁量トレード専用で自動売買トレードは行なえない。
取引単位は1,000通貨(0.01ロット)単位、取引上限は25万通貨。
同社が顧客の反対ポジションを取らず直接インターバンクマーケットに発注するNDD(Non Direct Dealing)を採用し透明性を高めている。スワップポイントは毎秒更新される。
プロコースは、fxTrade、MT4の他にAPIの使用も可能で裁量トレード、自動売買トレードの両方
が行なえる。
取引単位は1,000通貨(0.01ロット)単位、取引上限は300万通貨。
ベーシックコース同様にNDDを採用しスワップポイントは毎秒更新される。
OANDA Japan FX(MT4 東京サーバー)コースは、fxTrade、MT4、APIの使用が可能で
裁量トレード、自動売買トレードの両方が行なえる。
取引単位は10,000通貨(0.1ロット)単位、取引上限は100万通貨。
ベーシックコース同様にNDDを採用しスワップポイントは毎日更新される。
このMT4 東京サーバーを利用したOANDA Japan FX 東京サーバー リアルトレードコンテスト
が2017年2月28日まで開催されている。
ランキング上位のユーザーには賞金が進呈され、コンテストに参加し取引を行なうと
「オアンダオープンオーダー インジケーター」が貰える。
コンテストに参加すると共にOANDAラボを覗いてみてはどうだろうか。
よろしいですか?