人気手法「うねり取り」使って勝つ人の特徴
===================
『相場は上か下かという
単なる当てものではなく、
一定の資金の範囲内でいかに建玉し、
そして手仕舞うかという技術である。』
(林輝太郎氏)
===================
こんにちは、下山です。
先週1月3日の早朝、
為替相場が一気に円高に振れ、
ドル円が一時104円台まで
下落しました。
昨年末、
日経平均株価が大幅下落した際、
ドル円相場は
日経平均株価ほど下落せず、
底堅い動きを見せていましたが
新年早々、一気に下落しました。
「ドル円は大丈夫だろう。」
なんて油断して
買いを必要以上に持ってしまい、
正月早々、
気づいたら強制ロスカットに
引っかかってしまっていたり、
恐怖心から
ご自身でロスカットをされて
やりくりされた方も
いらっしゃるでしょう。
また日経平均株価も
1月4日、
大幅下落で始まりましたので
こちらでも
損失を出された方が
いらっしゃることでしょう。
そのような方々にとって
最悪のお正月だったかと思いますが、
失敗したその経験を
生かせるかどうかによって
あなたの未来は
180度変わります。
そして本日は、
「もう相場は無理だ」と思い、
諦める方ではなく、
失敗を真摯に受け止め
起死回生を図ろうとされている方の
お手伝いをさせていただきたく、
書かせていただきます。
=================
「うねり取り」と
「株アカの手法」って違うの?
=================
トレードをする際は
どんな手法を使うのかということが
最大のポイントになりますが、
株アカデミーに入ることを
考えてらっしゃる方から
「うねり取りと
下山さんの波乗り投資法って
どう違うんですか?」
と聞かれることがあります。
正直に言うと、
自分は
うねり取りの手法を
詳しく学んだわけでは
ありません。
また、
うねり取りと一言で言っても
人によって細かい部分で
取引方法も異なるようで、
一概には言えませんが、
話を聞いたり
うねり取りで有名な
林輝太郎氏の著書を読む限り、
一般的に言われている
うねり取りと
波乗り投資法には
確かに共通する部分もありました。
まず、
『1銘柄で取引をする』
という点。
波乗り投資法も
1銘柄で取引を行います。
また、
冒頭で紹介させていただいた
『相場は上か下かという
単なる当てものではない。
一定の資金の範囲内でいかに建て玉し、
そして手仕舞うかという技術である。』
という林輝太郎氏の言葉が示すように、
相場予想一辺倒ではなく
バランスを考慮して
ポジション操作をする、
という点もほぼ同じです。
さらに、
うねり取りは
買いと売りを持ち、
両建ても駆使するようですが、
その点も共通しています。
また、
「ナンピン」に対する考え方も
近い部分があります。
ナンピンとは
例えば買いを持ち
相場が下落したら
買いを追加する、
というやり方で
世間一般的には
危険とされる手法ではありますが、
林輝太郎氏の教える
うねり取りの場合、
買いを持って
相場が下落した際に
「ヤバい!」
と思って買いを追加するような
無計画なナンピンではなく、
あらかじめ
「いくらになったら買うのか」
ということを決めておいて
安全かつ計画的にナンピンするようです。
波乗り投資法の場合、
正確に言うと、
世間一般的にイメージされる
ナンピンの手法とは異なりますが、
買いを持ち、
相場が下がったら
さらに買いを追加する、
という取引をすることもあります。
そして何より、
「いくらになったら何をするのか
あらかじめ決めておく」
という考え方は
うねり取りと共通しています。
このように
細かい部分に違いはありますが、
うねり取りと
波乗り投資法には
いくつもの共通点が見い出せました。
ですから、
「株アカデミーの波乗り投資法って
うねり取りでしょ?」
と思われる方がいらっしゃることも
うなずけます。
ただ・・・、
1つ決定的に異なる点があります。
それは
「含み損への対処法」です。
うねり取りの場合、
悪いポジションは
直ちにロスカットすることが
求められます。
状況が悪くなれば
できるだけ早急にロスカットを行うことが
教えられています。
一方で
波乗り投資法は
ロスカットに頼るのではなく、
反対売買を行い、
含み損を相殺し、対処します。
「含み損を含み益で相殺する」
ということですが、
この点が
最大の違いです。
どちらが良いのか、
客観的な優劣をつけることはできません。
最終的には
ご自身に合った手法を選ぶことが
一番重要です。
ただ1つ言えることは、
「ロスカットは熟練者でも難しい」
ということです。
損を自分で確定することの
精神的苦痛は
相当なものですし、
もしかしたら
不利だと思われたポジションも
将来的には莫大な利益を生み出してくれる
可能性もあります。
「待ってたら含み損が消えるのでは?」
その迷いが生じた時点で
適切なロスカットをすることは
心理的に極めて難しくなります。
ですから、
うねり取りのような
ロスカットに頼った手法は
相当な熟練者でも
使いこなすことは
容易ではありません。
経験者の方なら
このことは
痛いほどよく分かるでしょう。
その点、
波乗り投資法は
ロスカットに頼らず、
パズルを解くかのように
建て玉を動かし
含み損を消す手法ですから、
初心者の方でも
圧倒的に利益が出しやすくなります。
さて、2019年、
あなたはどんな手法で
トレードをされますか?
「うねり取り」のような
ロスカットに頼る手法で
トレードされても良いでしょう。
ただし、精神的にも技術的にも
相当な鍛錬が必要であることは
覚悟された上で
取り組まれるべきです。
何年にも渡る日々の鍛錬も
厭わない方でないと
うねり取りは
使えこなせるようにならないでしょう。
それでは
本日も最後まで
ご覧いただきありがとうございます。
下山敬三
(参考文献:『相場金言集(同友館)』)
よろしいですか?