【金利ターゲット関連銘柄】に注目必至!日銀が導入「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
9月21日、日銀の金融政策決定会合の場において、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入する事が決定された。
これまでの「量」による緩和から、「金利」へとそのターゲットが変わった事になるが、その内容について把握が曖昧な方も少なくないように思う。
今回は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の2つのポイントと、この政策によって投資家の思惑買いなどによって動意づく銘柄、「金利ターゲット関連銘柄」を紹介していこう。
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」2つのポイント
今回の政策の大きなカギとなる2つのポイントをあげていくぞ。
日銀の発表したレポートにも記載されており、本政策の要と言える部分と考えられる。
①イールドカーブコントロール
イールドカーブとは、金融経済用語でいうところの利回り曲線と呼ばれているものだ。
長期国債の平均残存期間を撤廃、「10年物国債金利を0%に落ち着く形で買い入れを行っていく」
という政策を指す。
この0%の金利がターゲットとされていることから、「金利ターゲット」と言われる所以である。
つまり、今後は長期金利を0%に落ち着かせるよう、日銀が調整を図っていく事になるぞ。
②オーバーシュート型コミットメント
ざっくり言えば、
「2%の物価安定の目標に向けて、これが安定するまで長短金利操作付き量的・質的金融緩和の政策は
行い続けますよ」
という意思表明だと思ってもらえればいいだろう。
金利ターゲット関連銘柄
今回の政策を受けて、動意づく銘柄をいくつか紹介していきたい。
【8306】三菱東京UFJフィナンシャルグループ
【8365】富山銀行
【8379】広島銀行
【7173】東京TYフィナンシャルグループ
マイナス金利の警戒など不安要素もあるため、一概には言えないが金利ターゲット
(イールドカーブコントロール)政策は、全般的に銀行銘柄には追い風と言えるだろう。
個人的には、2018年5月に経営統合を控える「きらぼし銀行」の親会社である、
東京TYフィナンシャルグループには以前から注目している。
金利ターゲット関連銘柄以外にも、スーパーマリオラン関連銘柄、ZMP関連銘柄、
リチウムイオン電池関連銘柄、ポケモンGO関連銘柄、カジノ関連銘柄など…
投資家の注目が高いテーマ株についての考察を日々綴っているので、目を通して頂ければ幸いである。
ブログ名:株師孔明の株ブログ
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