ショー太の米ドル予想(2018/11/18)
ショー太です。
先週の米ドル/円は伸び悩みましたね。
FRB(米国の中央銀行)の副議長が「米金利はFRBが中立金利と見なす水準に近づいている」との見方を示したことから利上げペース減速の思惑が広がったことや、「アップルショック」で株式市場が弱含んだことがドル/円の上値を重くしたようです。
またしても114円台の壁に跳ね返されて取引を終えました。
外部要因だと、イギリスのEU離脱問題やイタリアの財政規律問題などがリスクです。
ただ、国際決済銀行(BIS)が算出する名目実効レートでは、米ドルは33年ぶりの高値を付けています。
今後、ユーロやポンドに対して円が買われやすくなる場面があるかもしれませんが、その時は米ドルも同じように買われるでしょうから、欧州のリスクは米ドル/円にはあまり影響しないかもしれませんね。
ドル/円の長期移動平均線(青色)が上向くまでは本格的な上昇トレンドとは判断できませんが、1強とも呼ばれる好調な米経済を背景に、米ドルに向かうマネーの勢いは止まりそうにありません。
今週は市場が注目するような経済指標があまりなく、米ドル/円は株価の動きによって大きく動きそうです。
米国株の値動きが再び荒くなっているため、米ドルも一時的に112円台前半まで下げる可能性がありますが、米国金利の先高観から押し目買いも入りやすいでしょう。
11月19日(月)~11月23日(金)の米ドル/円は112円~114円のレンジ内で動くのではないでしょうか。
【投稿者情報】
ショー太です。
赤色の証券会社とメガバンクで富裕層に対する資産運用アドバイザーをしていました。
いまは米国株を中心に投資をしています。
「ショー太のぶらり投資旅」という投資ブログを運営しているのでお時間があるときに読んでください。
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