投資物件は自分の目・耳・足で確かめる意識づけ・習慣づけ
不動産鑑定士の仕事は1週間のうち半分は実地調査で、実際に不動産を見に行く機会がとても多くなります。その際、私が心がけていることをご紹介します!一般的な不動産投資にもつながると思うので参考になれば嬉しいです。
これは私がサラリーマン時代に入社して間もないころ「物件評価の心構え」として先輩に教えてもらい、今でも胸に刻んでいることです。
日ごろから自分の生活の中でまわりに目を配ること。
「ここにこんな店があるのか」、「ここにこんな建物が建ち始めているのか」とか。そうすれば、実地調査の移動中であっても周辺環境に興味を持つことになる。
点を断続的にまわるのではなく、途中経路に連続性(意味)を持たせる。
ネットで調べた他人の評判ではなく、自分の目・耳・足で確かめる意識づけ・習慣づけをする。
ものの良し悪しを見極めることは不動産鑑定評価に通じる。
投資物件を探すときにでも、ただ、その物件を「点」として見るだけではその物件の全ては分かりません。
今はインターネットを利用した物件取得競争も激化しているので、実際に物件さえも見ずに買ってしまう人もいるようですが...。これは怖い!
物件の価格形成要因には多様な要因があります。思わぬ点に気づくこともあるので、時間をかけて対象不動産のみならず周辺の街を自分の目で見て、足で歩き回ることにより「線で」確認することが大切です。
何も難しいことではありません。
例えばご飯を食べに出かけるときも、自分が行ったことのある店やネットのグルメ情報で評判がいいという店はできるだけ選ばす、なぜ、この店に行ってみたいかという自分のカンを信じてみる。
カンが外れたら外れたでOK。実際に物件を買う時に失敗しなければいいので。
そして土地勘のあるエリアを広げていき、できるだけ物件は土地勘のあるエリア内で買いたいところです。
そういう意識を持って生活すると、その積み重ねで相場の把握や物件の目利き力も上がっていきますよ!
よろしいですか?