FXトレード作戦室|第7回 FXではレンジ相場が通常モード[FX攻略.com編集部]
この国で唯一の月刊FX情報誌を刊行している立場から、多くのトレーダーが犯しやすいミス、陥りがちな勘違いを抽出し、皆さんと共有していくのが当企画の目的です。今回は「レンジ相場」について考えていきたいと思います。
【FXトレード作戦室[FX攻略.com編集部]】
・第1回 リーグ戦とトーナメント戦
・第2回 スキャルピングを始める前に
・第3回 FX上達のステップアップ
・第4回 各種注文方式を有効に活用しよう
・第5回 FXの聖杯探しについて
・第6回 テクニカル指標は全能にあらず
目次
1. 実はトレンドの時間は短い
2. 巨大なレンジ内にドル円は滞在中
3. いつもレンジと思えばスムーズ
4. 相場はほぼずっとレンジ状態なのではないか?
5. まとめ FX=レンジ相場ならつじつまがあう
実はトレンドの時間は短い
「トレンドは一度発生すると継続しやすいので、トレンドに乗れるかどうかが大切」とは、この本だけでなく、どのFXの本にも書いてあることです。
確かにトレンドフォローは投資の王道であり、一番利益が出しやすい考え方であることは間違いありません。
ですが、FXの相場においては、トレンドよりレンジの状態の方が長いというのも、これまたいろいろなメディアに書いてあることです。いつでも簡単にトレンドに乗れるわけではないのです。
巨大なレンジ内にドル円は滞在中
継続する時間で考えても明らかな通り、相場の基本の状態をトレンドではなくレンジと考えれば、むしろFXの特徴をすんなり理解できます。天気予報的にいえば、レンジ時々トレンドです。
ただし、このレンジが通常の状態であるという考え方は、チャートを長い時間軸で捉えるか、短い時間軸で捉えるかで変わってきます。チャート①は、明らかに……
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