FXにむいている人、むいていない人[為替鬼]
毎年のように、会社の資金を私的に流用したり、他人のお金を詐取してFX取引につぎ込み、大きな損失を出して発覚する事件が報道されます。2014年にも伊藤忠商事の元社員が、出向先の関連会社で架空の請求書を捏造し、6億円もの金を着服したとして逮捕されました。横領した資金はすべてFX取引に使い、ほとんど失って残っていなかったというから驚きです。
この種の事件を引き起こす人は、ほんの一握りだとしても、われわれの心のなかにもFXで大損しかねない性向があります。たとえば、FXではロスカットしなければ勝てないと頭でわかっていても、実際には意思が弱くてなかなか損切りができないとしたら、これは致命的な性格だといわざるを得ません。今回の記事では、どんな人がFX取引に向かないのか、そしてどんな性格がFXで勝利をもたらすのか、私見を述べていきたいと思います。
目次
1. トレードが上達するためにはコツがある
2. どこまでFXを好きになれるかがカギ
3. 「お金を稼ぎたい」だけでは限界
4. 上手いトレーダーとは
5. トレーダーは相場で獲物を狙うハンターである
6. 野球界の努力の天才は、かく語りき
●文字数:3689文字(見出し含む)
●画像:0点
※この記事は、FX攻略.com2015年2月号の記事を再編集したものです
×
よろしいですか?