第4回 分からないと判断できる力を持つ[FXプランナー]
トレードで重要なのは、自分の基準に従ってエントリーの準備をできるかどうかであり、それを実践するには「相場が分からないと判断できる力」が必要不可欠です。第4回は、利益を上げにくい状況だと判断した場合に取るべき行動について解説してもらいます。
【テクニカル分析の極意[FXプランナー]】
・第1回 買い手と売り手の心理をつかめ!
・第2回 大きな流れで目線をつかめ!
・第3回 独自のエントリー基準を定めよ
・第4回 分からないと判断できる力を持つ
・第5回 目標到達した後にするべきこと
第4回目次
1. 常にエントリーできるのか?
2. 分からないと判断できる力
3. ロスカット後に即逆方向へのエントリーはNG
4. 分からない状況へ移行するポイントを持つ
常にエントリーできるのか?
前回までに、大きな足で目線を決定した後、短期チャートが現在どのような状況にいるのかを分析していきエントリーの準備をするという説明をしました。
その短期のチャート形成からエントリーポイントを判断して、ロングであればサポート候補を見ていくことになるのですが、では目線と同じ方向に常にサポート候補が存在するのでしょうか?
トレーダーの多くが陥る心理として「常にどちらかにエントリーしなければ気が済まない」という状態があります。相場は絶えず上下運動を繰り返しているので、どちらかにエントリーすることも可能ですし、エントリーに対して利益か損失かの結果もついてきます。
この絶えず動いているという状況が、トレーダーの目をくらませてしまうのですが、どのような手法であっても、いつでも相場で利益を上げられるということはありません。間違いなくどの手法でも利益を上げにくい状況は訪れます。
常に上か下かを狙っていると、その利益を上げにくい状況が分からずに短期足に振り回されて、結果的に大きな損失を生み出すことになってしまいます。
つまり、相場は常に動いているけれど、エントリーは常にできるものではないということです。
よろしいですか?