フラットパターンでレンジ出口を予想する方法~エリオット波動~
通常のフラットパターンの特徴
・B波はA波始点とほぼ同じ価格になりC波はA波より下げる。
イレギュラーフラットパターン
・B波はA波トップとほぼ同じ価格になるが、C波はA波ほど下がらない。
これはわかりづらいです。基本的にフラット調整の場合は様子見がベストだと思っています。ダブルトップ(ダブルボトム)崩れ←チャートパターン崩れには要注意。このチャートパターン崩れが出たときは強気でエントリーも有りだと思います。
イレギュラートップ
・B波がA波始点を超えてC波はA波より下げる。
最初に書かせてもらいましたがこれは後からでないとわからないので決めつけてトレードすると 失敗します。
フラットパターンをもう少し
A-B-Cという流れは変わりません。ジグザグもフラットも同じという意味です。
ジグザグパターンとの大きな違いは、A波が3波動になる事。
二つ目の特徴は、B波の調整がA波の値幅の61.8%以上になる事。
ジグザグではB波の戻しは61.8%が最大でしたが、フラットパターンでは61.8%が最小になる。時には100%以上戻す場合もある。C波はA波よりも長い場合もあれば、短い場合もある。
フラットパターンはB波戻り・C波値幅の見極めが難しいので様子見が無難。
対照的にジグザグパターンは意外と素直に動くので狙いやすい。
変則フラットパターン ランニングフラット
ランニングパターンが出るときはかなり相場に勢いがあるときに出ます。
浅い押し目で『ガシガシ』上げてくるときはこのパターンの時が多いです。
B波がA波トップを大幅に超えてC波はあまり下がらない。
相場に勢いのあるときに出やすい。走りながら調整=だからランニングフラット
調整波でトレードする場合A波の時間よりもB波の時間が長い場合にはジグザクパターンの可能性が高い。
A波の時間よりB波の時間が短い場合にはランニングコレクションになる可能性が高い。
A波にかかった時間よりB波が早い段階で反転したとする、この場合まだB波の途中と考えます。(断定はしない事)
エントリーポイントは、B波がA波の安値を下回った段階でエントリーします。ここでエントリーできれば、B波の一部とC波を狙う事ができるので、大きな値幅を狙える可能性があります。
エクスパンデットフラット
B波はA波よりも長くC波はB波よりも長くなる。
A<B<C
ここまで来ると相当な研究者でないとわからないと思います。おそらく全ての調整をカウント出来る人はほとんどいないのではないでしょうか。
ではなんで??
ここまでダラダラと調整波を書いてきたかと言うと作戦を立てるって意味で覚えておくのがいいからです。
実際にチャートを見て練習をしていると「あれっ」ジグザグパターン?かも? とか 「ん??」
フラットパターンかもしれない。とか解るようになってきます。
そうすると作戦の幅がとっても広がるので覚えることを勧めます。
無理に調整波を狙う必要は無く終わりを予測し、メイントレンドを狙うほうがリスクは低いです。
調整波の特徴や決まりのまとめ
・A波は3波動 か 5波動で構成
・A波が5波構成ならジグザグパターンで急落気味で下値も深い。
・B波は常に3波動構成
・A波が3波動構成のフラットパターンの時は、高値を更新するときもある。
・C波の目標値はまずはA=Cのポイントをめあすにする。その後1.618倍・2倍などとずらしていく。直近の5波動の4波ボトムもサポートラインとして機能する。
・オルタネーション
・レッサーディグリー4波調整波は先行した推進派の4波領域で止まることが多い。
調整波の複合型は後ほど・・・
よろしいですか?