一目均衡表倶楽部 株式レター 2018/09/16 第635号(転載)
この記事は、株式会社経済変動総研が発行する「一目均衡表倶楽部株式レター」を、同社の許可のもと編集したものです。三世一目山人による、本家流の一目均衡表活用のコメントは、一目均衡表ファンはもちろん、そうでない人にとっても、非常に示唆に富んだ内容として読み応えがあるでしょう。
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1.相場コメント
図1へのリンク:日経平均株価日足均衡表(Yahoo! JAPAN ファイナンス より)
https://photos.app.goo.gl/7fbPvi3QeCry8EWh6
《9週足陽連継続、出発しているかどうか》
前回コメントでは9月10日を重視、9月7日安値位置は先行スパン下限位置あるものの時間的には妥当性乏しく今年1月高値から80日、80日の下げ三波動構成変化日9月10日以降の下落ではいけないと述べました。
9月10日以降の下落、先行スパン割れでは9週足も再び陰転してしまうことを危惧したわけですが実際の変動は10日から反発、9月14日23105と5月高値を上抜く結果となりました。
この上昇によって基準線、転換線ともに能動的に上昇しましたが、今週は受動的に両線は上げることとなります。上昇相場が出発している可能性は高いと言えますが今週変動では次の点ご注意ください。
1.変化日9月19日の在り方
9月19日は8月13日安値から27日目、7月5日安値から27日、27日の三波動構成変化日であるだけでなく8月13日からも14日、14日と重なるものとなります。
8月13日N値23338、9月7日N値23353は何れも昨年11月2日水準モミアイ上限として良い計算値でありますが昨年11月9日高値23382に見合うものでもあります。
昨年11月2日から217日、11月9日から213日目となっています。
上昇するケースでは計算値、変化日で押すか否かが非常に大事となりましてモミアイがなお継続するケースでは反動を伴いやすいという事を念頭に置く必要があります。
計算値超え、19日以降の上昇は上げ三波動がより強調されることとなります。
2.9週足、26週足
9週足は先週まで4陽連。4陰、2陽、2陰後の4陽連ですから5陽連目は上げを示唆するものとなりますが上昇を演じての陽連なのか下落での陽連なのかで意味は変わってきます。
その意味でも連休明け上昇かどうか、9月20日からどちらに動くかは大事と言えるでしょう。
26週足は先週まで6陽連、9陽連以上は確定的でありますが一段上昇あれば更なる陽連継続につながる位置であります。
また9か月足は23073以上で今月陽転することも意識しておいたほうが良いでしょう。
《9月19日以降の上昇は上げである》
仮に連休明け押しても9月19日以降の上昇では目先高いという事になります。
上げ三波動構成重視という事になりまして8月安値から14日の上昇に対し9月7日から14日目9月28日、昨年9月安値から今年3月安値まで132日に対し3月安値から132日目10月3日など細かく見ていくことになります。
ただし14日目から押す場合V値が23300円台となるようなら反動の可能性も尚出るという事になりますからその点注意を。(9月15日記)
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