2. 投資信託への積立投資と、株式積立投資の違い
2. 投資信託への積立投資と、株式積立投資の違い
株式投資信託は、最初から、分散した投資対象に投資を行っています。しかし、購入手数料だけでなく、運用を人に任せて行うため、一定の信託報酬を支払うとともに、また解約時には、信託財産留保額などのペナルティを支払わなければならない場合もあります。そのため、よく、購入時に、目論見書や運用報告書などを読んだ上で購入する必要があります。
また、アクティブ運用の株式投資信託ほど、信託報酬が高く設定されています。
そのため、景気が上り調子の時には、儲けが出ることもありますが、景気が下り調子の時や、世界恐慌などが起こった時には損失を被ることもあります。
そして、決算時に分配がある商品と、分配がないものもあります。
また、運用に関して、すべて、一任した投資であるため、融通が利かないなどのデメリットも存在します。
株式投資を実際に、学んだことがある人であれば、このような運用スタイルは、決して好まないと思うのです。
私は、株式投資に関して、実際に学んだ人ならば、株式への積立投資をお勧めします。
今では、NISAという非課税制度があるため、株式投資による利益は、全て自分のものにできる時代です。そのため、一極集中投資による利益追求型の投資になりますが、積立という方法による一極集中投資のため、リスク軽減が図れると同時に、利益が出やすいという利点があるのです。
株式投資信託により、分散投資で、積立投資をするのでは、リスク軽減が大きくなりすぎて、利益が、実際に出にくいのです。また、投資した資金のうち、幾らかの金額は確実に減っていってしまいます。
それであれば、許容範囲でリスクを取り、積立投資による株式一極集中投資で、利益を追求した方が良いという見方もできると思います。
私は、少なくても、投資の責任は、自分で取らなければならないのであれば、株式投資信託への積立投資よりも、株式への積立投資の方を選びます。
どちらを選ぶかは、ご自分で判断するしかありません。
そして、資産形成をすることが目的であれば、資産からの利益も得られるはずです。しかし、株式投資信託への積立投資では、解約するまで、利益が全く得られない場合もあるのです。
資産とは、所有していることで、お金を生み出してくれるものです。そのため、投資信託への積立投資は、本当の意味での資産形成とは言えないと思うのです。
本当の意味での資産形成が目的であれば、「株式積立投資という一つの資産形成法」が、あなたが資産形成をする上での、力になってくれるはずです。
よろしいですか?