Narrow Down to NYの効率的な使い方
お世話になっております。
ツール開発チームのテラムラです。
日頃よりツール開発チームのツールを
ご利用いただきまして誠にありがとうございます。
本日は「Narrow Down to NY」の効率的な使い方を伝授いたします。
Narrow Down to NYは、
当日の16時から21時までの高値安値にラインが引かれ、
21時から23時59分までの間でラインブレイクし、
RSIの条件を満たしたらその方向にエントリーサインがでるツールとなります。
サインが出る時間帯が決まっていますので、
集中してトレードに取り組めるかと思います。
しかも、ロンドンタイムの高値安値にラインが引かれ、
そのラインを越えることが条件の1つとなるので
サインが出るポイントが予測しやすいです。
さらに、1分足で勢いが出たポイントを狙うものなので、
様々な時間足を見るなどの難しい分析は要りません。
なので、エントリーに迷うことは無いかと思いますが、
決済に明確なルールが無いので迷うかもしれません。
考えるのは面倒くさいから、損益比率1:1で決済をする
といった考えも間違いではないですが、
それだけでは芸がありません。
そこで、今回は有効的な決済判断を
2つほど伝授しようかと思います。
まずは、Narrow Down to NYを適用したこちらのチャートをご覧ください。
21:30ぐらいに勝てそうなサインが出ていますね。
仕事が終わって家に帰って一休みしたらサインって感じですかね。
別に勝てそうなポイントを探したわけではないですよ。
たまたま最新のチャートがそうだったんです。
本当に。
気を取り直して、決済判断の方法としてまずご紹介するのが、
トレーリングストップです。
トレーリングストップは、
このように大きく一方向に波形を描いて動いている相場で、
絶大な効果を発揮します。
方法を簡単に説明しますと、
まず決済逆指値(損切り)を直近高値(買いの場合は逆)に設定します。
そして、安値を更新し明確な高値ができましたら、
その高値の少し上に決済逆指値をずらしていきます。
これを繰り返して、最終的に決済逆指値に引っかかったところで、
決済しますと下図のようになります。
かなり大きく取れたのではないでしょうか。
最後の高値は明確かといわれると微妙なところですが、
時間は23時過ぎなので明日の為にそろそろ寝る準備をしなきゃですしね。
仕方ないです。
気を取り直して測ってみると最初の損切りまでの距離が約8pips、
決済ポイントまでの距離が約30pipsとなりますので、
損益比率は1:4弱!
良いですね。
良い夢見られそうですね。
このようにトレーリングストップを用いると、
ほぼ最大限といっていいほど利益を取れます。
しかしながら、このトレーリングストップには、
デメリットも存在します。
まず、良い相場であればあるほど保有時間が長くなり、
手動で決済逆指値をずらしていきますので、
ある程度相場に張り付く必要があります。
また、決済逆指値をずらしたことにより、
まだ伸びたのに決済されてしまうといったこともあります。
上手くいけば今回のように損益比率1:4といった
トレードも可能なのでそのぐらい我慢できるよ
といった考え方もありますが、
我慢できない人には次の方法です。
上図のように今回のエントリー条件の1つでもあるRSIを表示させます。
そして下記のようなルールを設けます。
1.損切りは直近高値(買いの場合は逆)
2.損益比率1:1となるところに決済指値を入れておく
3.RSIが30を下から上に抜けた時に利益が出ていたら決済
(買いの場合は70を上から下に抜けた時)
少し複雑になりましたが、
要するに基本は1:1決済を目指し、
RSIが条件を満たしたら早めに手仕舞いするといった感じです。
この相場では、決済指値に到達する前に3の条件を満たして、
決済となります。
最高でも損益比率1:1だし1:1の決済にも満たないこともあるから
うま味が無いのではないかと思う方もいると思いますが、
この相場だからそう思うだけであって、
別の相場ではかなり使えたりします。
例えば次のような相場
パッと見でトレーリングストップに未来が無いことが分かりますよね。
これを、先ほどのルールに当てはめると
真ん中のサインは負けてしまいましたが、
その他は損益比率1:1で決済できています。
つまり、2勝1敗で合計で損益比率1:1の利益を得たことになります。
損益比率1:1で負けていたところが、
損益比率1:1の勝ちに変わりました。
なにより短時間で決着がつくので、
早く結果が欲しい人にはこの方法があっているかと思います。
また、今回の相場ではRSIが効果をあまり発揮していませんが、
RSIでの決済が生きていく相場だと勝率をアップさせることができます。
このように、決済方法を自身の性格や生活スタイルに合わせて、
変更していただくと、Narrow Down to NYを効率的に
使えるようになります。
ぜひお試しください!
よろしいですか?