ストラテジー作成時の大きな勘違い
ストラテジー作成時の大きな間違い
PowerEditorを利用して作成できるものは、インジケーター、ショーミースタディ、ペイントバー、ストラテジーなのですが、それだけではありません。上記の作成したものはストラテジー以外のすべて、ライブラリとして保存が可能です。つまり、記述時にMAと書けば移動平均の計算式がライブラリから読みだされるように、自身で作成した手法をライブラリに保存することにより記述を簡素化することが可能です。。。と書いてしまえば簡単なのですが、ストラテジー=いわゆるテクニカル分析の売り買いポイントによるものなのかと勘違いされる方が多いのです。
テクニカル分析は確かに確率変数的に有効な場合が多いのですが参考値にすぎません。だからといって捨てていいものでもありません。今回お伝えしたいと思っていることは、ストラテジーは「戦略」であり、自動売買プログラムではないという事なのです。ものすごく当たり前のことなのですが。
売買ルールを記述するために生まれたのがEasyLaugnageです。ルールはルールであって、戦略ではありません。単純に説明すると、この株価がいくらになったら買い注文を何枚出して、いくらになったら売り注文を出すと書くことがプログラム売買です。その「いくらになったら」という条件をどう出すか、「何枚」というのをどう出すか、この部分がストラテジー(シグナルと呼ぶ人もいます)=戦略になります。言語を操れない私でも、「書けますよ」と言えるのはこういう理由です。戦略を作る上で重要なのは「なにがどういう条件でどうなったらどうする」という単純明快なルール作りですが、より重要なのは、「こういう条件下ではしない」という例外処理を作成して行く事になります。ここが前述SuperChartでは記述制限があるために販売にすぐ陰りが出た原因となります。
プログラム売買の記述は難しいと思いますが、ルール作りは誰でも考えられるものです。式に出来るかどうかの問題だけです、とずっとお伝えしてきました。現在のTradeStationは販売物でなく、売買プラットフォームですから、ご利用される方は、「どんなルールを作りたいのか」からアプローチがいいと思います。例えば、「月曜日の場引け時刻に成り行きで買って、金曜日の場引けで売る」と書ければ第一段階は卒業ではないでしょうか。その部分だけを書けば、こんな感じになります。
If
dayofweek(date)=1 and time = 1500 then buy at market
If
dayofweek(date) = 5 and time=1500 then bell at market
(次回、世界のレジェンドたちとの出会い)
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