ダウの底を今回もピタリと的中 井上哲男メルマガ「相場の潮流」(2019.10.15)
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まずは直近の底値を的中させたメルマガ配信タイトルとチャートを見比べてみてください!
(※Trading Viewチャートより、ダウ平均株価)
10/7ダウRSI明日にも底打ちから、10/8日米ともに買いサイン1点灯のお知らせ。その後ダウは上昇し、底値からの転換をピタリと当てています!
(※Trading View日経平均チャート)
10/8買いサイン1つ点灯から、一旦の目処2万1800円を抜け、上昇を続けています。
それでは、本日10/15の「相場の潮流」メルマガを引用して、先週からの相場の流れを再度見てみましょう。
2019年10月15日 09:37配信
「重要 潮流891 先週書いたダウRSI底入れが確定的に」より
先週の金曜日に配当取りの週の外国人先物動向とその後の5週間動向の表を添付したが、この内容は決して逃げるものでも、旬があるものではないことから喫緊お伝えすべき、先々週末から書いているダウのRSI合計が底打ち確定となったので、このことを書くこととする。
まず、先週の月曜日の「潮流886 ワクワク。でも、まだだが 2」(※1)において、「『法定速度外レベル』に達しない段階で底打ちすることはよくあることであり、米国市場についてはこれから(まだ誰も言っていないが)底打ち機運が高まること十分に予想される。」と書いた。
そして、今後の日本市場についても、「通常であれば、テクニカル的には、ダウが底入れしても、日経平均はまだまだ再浮上には時間がかかるとすべきなのだが、今回については、そうでない展開となる可能性を十分に感じていることをまずは述べておく。「中途半端な位置での底入れ→ 再浮上」のシナリオである。」と記したが、これは、今回の9月末からの下落が始まった際のシナリオである「(今回の日柄調整は)「日柄」(期間)は必要だが、「値幅」(大きな下落幅)を伴わない調整であり、その後再浮上する可能性が十分に(定性的に)あり、ダウは(5サインが一度点灯していることから)史上最高値を更新する可能性もある」に沿った動きである。
その後、ダウのRSI合計については10/9(先週水曜日)に配信した「重要 潮流888 外国人動向2 連載4」(※2)において、「(今朝終わった相場でダウは313.98ドル(1.18%)の下げとなったが)もし、今夜の米国市場でダウが90ドル以上上昇すると、その数値は今朝の数値を上回ることになり、底打ち(確認)宣言は出せないまでも、今回の調整局面において、初めて前日の数値を上回ることとなる」と記したが、その日のダウは181.97ドル高となり、90ドルを上回ったことから一旦の底をつけ、313.98ドル下げた時点でのRSI合計の数値(69.11%)は、その後、69.81%→ 72.16%→ 73.85%、そして、今朝の段階で76.53%となっている。
グラフ1として添付したが、完全に、「(313.98ドル下げ時点での)『法定速度外レベル』に達しない段階での底打ち」を果たしたことになる。
※グラフ1
そして、遅れていた日経平均のRSI合計であるが(グラフ2として添付するが)、先週金曜日の段階で81.61%にまで下落している。今回、ダウに比べて、一時50P%以上も高い位置にいる理由についても説明し、今回は「法定速度外(60%-80%)」に達することなく底打ちをする可能性についても述べたが、この81.61%という法定速度ギリギリの水準が「底」となる可能性が出てきた。
※グラフ2
現在の状態であると、もし、本日の日経平均の引け値が2万1791円以上であれば底打ちとなり、2万1866円以上の引けとなれば、明日の引け値で再度先週金曜日の数値を下回る、小さなダマシさえも回避することができることになる。
冒頭に「まだ誰も言っていないが」と書いた“底打ち機運”は確実に高まっているが、今回のもう1つの(根拠でもある)モニタリング中の3乖離合計(ダウ)5日平均についてもグラフ3として添付するので左のヒストリカルな数値の推移をご覧頂きたい。RSI合計と同じタイミングでの底入れが示現したことがお分かり頂けると思う。
※グラフ3
※1 潮流886 ワクワク。でも、まだだが 2
先週金曜日の「潮流」の付番が違っていました。正しくは「885」です。本日はその続きであるが、「まだ」が「まだだが」に変わった。
金曜日は3乖離合計のことを書いたが、本日「Sign」に書いたように、(このままの終値であれば)ダウのRSI合計が明日の夜にも底打ちをする可能性が出てきたのでそれについてまずグラフ1として添付するが、先週金曜日段階で79.53%と、「法定速度外レベル」の60%-80%のゾーンに突入した。
今回、直近の山が160%-180%の“上の「法定速度外レベル」”に達することなく天井打ちを果たしたことから、テクニカル的には(大きなスポット的な材料が無ければ)、下についても「法定速度外レベル」に達しない段階で底打ちすることはよくあることであり、米国市場についてはこれから(まだ誰も言っていないが)底打ち機運が高まること十分に予想される。
一方で日本であるが、日経平均のRSI合計は先週金曜日の段階でも、まだ130.96%に下落したに過ぎず、ダウとの開きは50%P以上という、かなり稀有な状況となっている。
これは、先週金曜日に最後に列挙したように、日経平均の9月の上昇率が主要指数においてトップであったことの残影である。
前段で、ダウのRSI合計の直近の山について述べたが、その実際の値は9/19につけた148.98%であるのに対して、日経平均のそれは9/26の183.34%である。つまり、1週間も遅く、そして、35%Pも高い位置にまで上りつめた余韻が、現在の両者の開きとなって表れているのである。
通常であれば、テクニカル的には、ダウが底入れしても、日経平均はまだまだ再浮上には時間がかかるとすべきなのだが、今回については、そうでない展開となる可能性を十分に感じていることをまずは述べておく。「中途半端な位置での底入れ→ 再浮上」のシナリオである。
話が結論に一気に近づいたが、米国市場の底入れ近しの3番目のテクニカルグラフ(1つ目は先週添付した「3乖離合計移動平均とローデータ」、2つ目が「RSI合計」)を2として添付する。「VIX可視化指数」である。
左に直近の山からの数値を載せているが、ここ数日、下落幅が小さくなってきていることに注目して欲しい。グラフの形状は、まだ、「まっ逆さま」だが、このように数値の前日からの下落幅を見ておくことも重要である。(続く)
※2重要 潮流888 外国人動向2 連載4
本日も、まずはダウのRSI合計。今朝終わった米国市場において、ダウが313.98ドル(1.18%)の下げとなりRSI合計値も69.11%(法定速度外:60%-80%)にまで低下した。もし、今夜の米国市場でダウが90ドル以上上昇すると、その数値は今朝の数値を上回ることになり、底打ち(確認)宣言は出せないまでも、今回の調整局面において、初めて前日の数値を上回ることとなるが、もし、引け値が変わらないでこのまま相場が続いた場合の底打ち日は、来週火曜日にまで一気に延びた。
但し、これが今予想される底打ち時間軸であるとすれば、その数値が法定速度外の下限に近づいていることから、“かなり近い“と意識されるべきであろう。
そして、今回は、この数値が法定速度外を大きく下回り、“一発免停レベル”に達する可能性は現在のところ(既述のとおり、直近の山が高くなかったことから)低いと見ているが、もしあるとしたら、やはり日本時間10日から行われる米中の閣僚級貿易協議の決裂であろう。
これについては、前夜、米国クドローNEC委員長が前向きな発言をしたことに呼応するように、中国当局も「米中は複数の点において合意している」と発言し、安心感が広がったのだが、昨夜は一転して米商務省が中国の監視カメラ大手社や公安機関など28もの団体と企業を“禁輸リスト”「エンティティ―リスト」に加えたことで協議の合意見通しに不透明感が漂い、(米国)株式市場の大きな下げ材料となった。
これにガッカリしたのはパウエルFRB議長であったかもしれない。
トランプ大統領の機嫌を取るためでは無論無かろうが、「短期金利の上昇を抑制するため資産購入の再拡大が必要」と述べ、(先月のECBの表明と同じく)“量的な”金融再緩和の可能性を示したのだが、株式市場の反応は今ひとつで、あろうことか、そのトランプ大統領が、少数民族の弾圧に関わったと言われている中国の政府高官に対するビザ発給制限を示唆したことで“勝負あった”。株式の下げは止まらず、「MD」に記したようにVIXは8/28以降で2回目となる20超となった。
すんごく前置きが長くなったが、直近の下げが外国人の「現物売り」ではなく、「先物売り」によってもたらされた話であるが、このポイントは9/27の週が「配当取りの週」であったということだ。
この「配当取りの週」の外国人による先物売りと週次の日経平均騰落、そして、その後5週間の(外国人先物)動向と同期間の累計日経平均騰落率の表を作成しているので、金曜日の「潮流」(同日はシステムメンテナンスのため「潮流」のみの配信となります。ごめんなさい)に添付する予定だが、まずは、本日添付した、アベノミクス相場開始以降の外国人の先物残高動向をご覧頂きたい。
昨日書いた、昨年10月の“日経平均27年ぶりの高値”は、左の赤矢印の外国人先物買戻しが需給的に絶対的な要因として挙げられる。
3月末に3兆円7000億円の売り超であったものが、6ヶ月と少しの期間で全て買い戻された結果がそれである。
そして、今回、昨年末の5兆円→ 一旦買戻しの動きがあったものの、GW以降再度売られて8/16に過去最大の売り越しを塗り替える5.5兆円にまで膨らんだ先物売り残高が9月に一気に買い戻され、主要指数トップの9月上昇率5.1%を日経平均が記録したのだが、棒グラフの一番右の一本だけが、再度(売り残高が)膨らんでいることがお分かり頂けると思う。
この部分が、9月の配当取りの週の3535億円の売りなのだ。(続く)
よろしいですか?