FXと医療 ~その6 動作分析
ゲコーです。
FXと医療というテーマでお届けしているシリーズ。今回は「動作分析」について解説します。
医療全般について、というよりは、医療のある特定の領域において、
「動作分析」
という概念がとても重視されています。
その分野を育成する教育課程の中に、「動作分析」というカリキュラムがあるくらいの重要さです。
動作分析とは、読んで字のごとく「動作を分析すること」です。
はい。
まったく当たり前のことを書いてしまいました。
書いていて恥ずかしくなってきます。
なので具体例を挙げてみましょう。
みなさんは椅子から立ち上がる時どのように立ち上がりますか?
その1:まっすぐスッと真上に立ち上がる
その2:いちど前かがみになってから、体を起こしながら立ち上がる
実際にやってみるとわかりますが、「その1」のケースで立ち上がるのはなかなか厳しいかと思います。
どちらかといえば、「その2」のケースの方がスムーズに立ち上がれたのではないでしょうか?
では「その2」が自然だと仮定して、次のケースはどちらがスムーズに立ち上がれるでしょう?
その3:前かがみの前にひざを直角よりもきつめに曲げておく
その4:前かがみの前にひざを直角よりもゆるめに伸ばしておく
これも実際にやってみるとわかります。
はい。「その3」が楽ですよね。
この一般的に楽・スムーズな「立ち上がり動作」を分析してみると、
・座っているときの重心はおしりにある
・立ち上がりの予備動作として、ひざを曲げ足部を重心面に近づける
・前かがみになり、頭部の重心を足部方向へ移動させる
・おしりを浮かせ足部に完全に重心が移ってから体を起こす
・下肢・おしり・背中の筋肉を働かせ立ち上がる
・直立姿勢を保つ
みたいな感じになります。
この分析が何の役に立つのか?
それはまた次回に続きます。
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