スキャルピングの資金管理のルール
FX取引、特にスキャルピングのような短期取引では、資金管理が極めて重要です。 エントリーとイグジットのポイントをチャートから見つけることも大切ですが、 FXはレバレッジが高いため、資金管理をしっかりと決めておかないと、 ルールを検証する前に資金が枯渇してしまいます。
感情の起伏に左右されないためにも、次の3つのポイントを必ず決めておきましょう。
- トレード資金
- 取引枚数(ロット数)
- ポジションの建て方
これらを決めておけば、少なくともルールができる前に資金を失うことはありません。 今のうちに考えておきましょう。
ルール作りはストレスなしの1000通貨からスタート
スキャルピングの資金管理はシンプルです。エントリーからイグジットまでの時間が短いため、 1回のトレードにおける損益変動が少なく、深く考えずにエントリーできます。 たとえば、1万通貨で5 pipsの勝ちトレードをすれば+500円、10万通貨で5 pipsの損切りだと -5000円になります。どれくらいの利益確定をするか、損切りになるのかをエントリー時に 決めておく必要があります。
自分に合った取引枚数を見つける
ここで重要なのは、1回のトレードでどれくらいのマイナスを受け入れられるか、 いくら負けるとプレッシャーになるかを理解することです。 これは実際にトレードしてみないとわからない部分もありますが、負けてもプレッシャーにならない 金額に設定することが大切です。そのために、取引枚数を1000通貨から始めることをおすすめします。
1000通貨なら、たとえば米ドル/円で10 pips負けたとしても、失う金額は100円です。 検証段階では100 pips負けることもありますが、それでも損失は1000円です。 これくらいの損失ならメンタルに大きな負担をかけずに済みます。 1000通貨に対する証拠金は10万円あれば十分で、30万円あれば理想的です。
スキャルピングの資金管理のルール
資金を守るためのトレード資金の設定:
- 最初の段階では、少額の資金を使って検証を行います。 たとえば、10万円を口座に入れて1000通貨で取引を開始します。
適切な取引枚数の選定:
- 1000通貨での取引を推奨します。 これにより、損失が100 pipsで1000円程度に抑えられ、メンタルに与える影響を最小限にします。
ポジションの建て方:
- エントリーポイントとイグジットポイントをあらかじめ設定し、チャートに基づいて判断します。 損益がどれくらい変動するかを把握した上でトレードを行います。
資金管理のまとめ
スキャルピングにおいて、資金管理は非常に重要です。 適切な資金管理を行うことで、リスクを抑えつつトレードを続けることができ、 長期的な成功を目指すことが可能になります。 ルールをしっかりと決め、感情に左右されずに冷静な判断を下すことで、 退場するリスクを最小限に抑えることができます。
資金管理の3つの決めごと:
- トレード資金
- 取引枚数(ロット数)
- ポジションの建て方
これらを守り、確率論に基づいた取引を行うことで、長期的な利益を目指しましょう。