これからは「もうはまだなり、まだはもうなり」の格言を念頭におく
ご購読のみなさまへ
先週の水曜のコメントですが、本日、公開されていないことが分かり、遅くなりましたが、本日公開させて頂きました。
大変申し訳ございませんでした。
大変申し訳ございませんでした。
今週の予測では、このところの日本株の上昇の大きな要因は、海外勢の買いとみられるとし、ただし、米国市場が債務上限問題で揺れた場合は、注意が必要だとしました。
大きく下げた場合は、日本企業は株主還元を積極化しており、相対的に割安感のある日本株は買い戻されてくるとしました。又、15日(月)で決算が一巡するのでスピード調整の可能性も出てくるとしました。そのため、レンジを28500~29700円としており、29700円水準では要注意と考えていました。
ところが、5月15日(月)は、△238円の29626円と1年半ぶりの29500円を超え、16日(火)も一時△290円の29916円まで上昇して、△216円の29842円と4日続伸となって、3万円の大台へ接近しました。前日の米ハイテク株高を受け、半導体関連株中心に先物主導で上昇しました。
外国人主導の強い展開で、その背景には日銀の金融緩和、PBR1倍割れ是正に向けた株主還元策があります。
そして本日17日(水)は、△69円の29912円で寄り付くと、その後もじり高となり、結局、終値は△250円の30093円と2021年9月28日以来、1年8ヶ月ぶりの3万円台を回復して引けました。本日の上昇も海外勢の買いが要因と思われます。
先高感強く、日経平均の3万円タッチが目先の目標となってきますが、格言の「まだはもうなり」がありますように、まだまだ大丈夫と思っていると、もう下げになったという局面がくる確率が高まります。
外国人投資家(短期筋)は、先物を利用して買い上げてきていますので、いったん下げると逃げ足が早いとみられるので、ここからは本当に注意が必要です。
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