《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》ストップ高を利用して利益を上げる方法
おはようございます、松下です。
日本の株式市場には、一日の値動きに関して、
値幅制限が設定されており、大きな
材料が入った時などに、買い注文が殺到して、
ストップ高をつけることがあります。
保有株がストップ高の動きに乗ると、
一気に利益が増えます。
非常に気分の良い楽しい値動きです。
以前は、商品市場にも値幅制限がありましたが、
今はサーキットブレーカーという価格調整システムが
導入され、値幅制限が無くなりました。
私は、値幅制限がある頃の
商品先物市場で利益を上げるようになり、
この頃は、ストップ高やストップ安に
乗るのが得意でした。
商品市場と株式市場を合わせて、
これまでに何十回とストップ高や
ストップ安を利用して利益を上げてきました。
特に、商品先物市場では流動性の
低い商品や時間帯にこのストップがぶつかると、
3日、4日と連続してストップを続けることがあり、
こうなるとみるみるうちに資金が増えます。
最初の頃は、ストップで損失が増えましたが、
いつしかそれもなくなり、ストップ高や
ストップ安で利益を上げるようになりました。
私が得意としたサイクルトレードは、
ストップ高やストップ安を利用するのに
適した売買戦略でした。
なぜなら、サイクルトレードは、
中長期下落からの底値の転換点での買い、
中長期上昇からの天井圏での転換点の売りを
狙う戦略であり、それまでに市場のエネルギーが
一方向に偏っているところに、逆の意外性を
伴った材料が出るので、一気に反対売買が
集中し、ストップ高やストップ安をつけます。
特に天井圏からの売りのエネルギーは、
ベアの動きになりますので強烈です。
文字通り奈落に落ちるかのように
一気に下落し、売りを入れていると、
もの凄い勢いで資金が増えます。
転換点で潮目が変わると、
ストップが起こりやすいのです。
サイクルトレードは、ここを攻めるのが得意です。
もう1つは、トレンドフォローで
しっかしトレンドについていくと、
高値圏でストップ高が起こりやすい傾向があります。
これは、トレンドの加速ですね。
ただし、天井圏でとんでもない
窓を空けてしまうと、その高値が
大天井になり、下落のスタートに
なる可能性がありますので、高値圏での
ストップ高は要注意です。
サイクルトレードでストップ高を
利用するのは逆張り。
トレンドに乗り続けて、上昇の加速の
ストップ高を利用するのは順張り。
つまり、逆張りと順張り、
両方の戦略を忠実に一回して
続けていれば、そのうちストップ高で
利益を拡大することができます。
今では、株式市場のみでしか
味わうことができませんが、
株式投資家はぜひストップ高で
利益を急拡大してください。
逆張りでも、順張りでも乗れます!